変な夢を見た。
2つのことが同時に起こっていた。
1つは、同じ会社の人が、茶色いビルの屋上で、今にも飛び降りようかとうろうろしていた。他の社員さんがまばらに地上にいて、その様子を不安そうに見ていた。その人が屋上に向かったきっかけを作ったのは私だった。その人の仕事上の些細なミスを見つけて、それを本人でなく、同部署の先輩に伝えた(下っ端の私が言うと角が立つと思った)ところ、それがその人の上司たちを広く経由して、本人に伝わっていた。その人は、特に責められはしていないようだが、自身に唐突に絶望したようだった。私は罪悪感を覚えた。私があえて本人でなく先輩にチクったのは、完璧なその人を貶めようという心が少しでもあったのでは、少しでも自分の手柄を多くの人に広めたかったのでは、という疑念が心に過ったから。その人はあっけらかんとしていたから、こんなことになるなんて思っていなかった。私はその人の強さにつけ入って、少しでも自分の地位を上げるための踏み台にしようとしたのではないか。
2つめは、母からの要らないプレゼントが届いた。
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