草花のように

日々の炊事とか、考え事とか

今年の梅仕事、ときどき実山椒仕事

水の中の南高梅たち

毎年ぼんやりしてやり逃していた梅仕事。

ツイッターでお見かけしていた今井真美さんの「梅ダージリン」を今年こそやろうと決心し、「ときめく梅仕事」を購入。

 

sayusha.com

 

「梅ダージリン」は完熟梅を使うらしい。

たくさんの青梅のレシピにも惹かれたので、そちらから作ってみることにした。

最近の梅仕事、少量から作れる・ジップロック等で作れる、という提案が現代的。

ひとり暮らしは少量ずつじゃないと、なかなか保存も食すのもしんどいもの。

 

今年は梅が不作超えて凶作らしい。

高知県では、毎年宿毛市の楠山公園で梅狩りが行われるのだが、例年は1週間ほど開催されるところ、今年はなんと1日で終了。

今年はこれに行って、自分で収穫した梅で!と思っていたのだが、やむなく断念。

とある日の戦利品。「とさのさと」で購入。初鰹1本1100円の誘惑に勝てず。

和歌山県産の南高梅と、高知県産の青梅を購入。品種は不明だが、時期的に古城梅(ごじろうめ)かな?と予測。

左が南高梅、右は不明(古城梅)?

高知県産の梅、デカい。とても。(古城梅だとしたら、青いダイヤという別名にふさわしくはないだろうか。)

南高梅は紅が差しているものも混じっていて可愛らしかった。

ちなみに、この後また近所で買い足して、合計3.5 kgの梅を調理。

紛糾する一人暮らしの台所。梅の香りが立ち込めていい気分。

初夏の日差しがちょうどよかった。レシピを記録したノートを開きつつ。

合計2 kg近くの青梅を割った。腱鞘炎間近。

そんなこんなで、退勤後+休みの2日間で作ったものたちがこちら!

梅酒、砂糖漬け、アチャール、シロップ、はちみつ漬け、梅みそ、花椒漬け、種めんつゆ、種醤油。
  • 「梅酒」は4種類作ってみた(写真左の白黒フタの容器、小さなジャム瓶)。

白いフタの方は古城梅(?)を使った「梅ウォッカ」。実家では母が、毎年ホワイトリカーで作っており、別の風味を試してみたくて。梅酒のベースとして梅ボーイズさんがおすすめされていたのがウォッカだったので。

 

黒いフタの方は南高梅を使った「梅ジン」。お砂糖加えないレシピでさわやかに。ジュニパーベリーの香りと合いそうでとても楽しみ。

 

ジャム瓶は1つは古城梅(?)、もう1つは南高梅で、一般的なホワイトリカー+氷砂糖のレシピ。これは化学系の研究をしてた性で、対照実験のようなもの。笑

 

  • 「青梅のカリカリ砂糖」も対照実験の思考で梅を変えて2種類作った。

 

  • 「梅シロップ」は適度にこっくりしたものに仕上げたくて、キビ砂糖を使ってみた。

 

 

  • 変わりダネは「梅アチャール」と「青梅の花椒漬け」。エスニック大好きなので、どちらもものすごく楽しみ!

 

ごりごり割ってたくさん余った梅の種を使って、「梅めんつゆ」と「梅醤油」。

アチャール作り、梅の酸と反応して、ニンニクが鮮やかな緑色に。楽しい。

 

梅ピクルス&はちみつ、実山椒佃煮&はちみつ漬け
  • 「梅ピクルス」と「青梅のはちみつ漬け」は榎本美沙さんのYoutubeを参考に。青梅の実を「食べ」たことがないので、カリカリ砂糖漬けと同時に初体験となる!

 

 

梅ジャム、青梅ペースト
  • 途中、水に漬けすぎて茶色くなってしまったものを選んで「青梅ジャム」にした。てんさい糖を使ったのでかなり濃い色に。

 

  • 実を割るときに、少し熟していてつぶれてしまったものを集めて、何も加えずに火を通し、「青梅ペースト」に。

 

ついでに漬けた実山椒とらっきょう。

ついでに、季節のものとして並んでいたらっきょうと実山椒も。

らっきょうは「塩漬け」と「甘酢漬け」。

実山椒は「塩漬け」、「醤油漬け」、「オイル漬け」、「はちみつ漬け」、「佃煮」に。

実山椒を自分で処理するのは初めて。

下茹でのあとの味見でかなり長い時間舌が痺れてしまっていた。何時間アク抜きしても繰り返しそうなった。茹でが足りなかったのだろうか。塩梅がわからない。

 

そんなこんなで、ハマると一気に作ってしまう私の悪い癖が出た今年の梅仕事。

6月頭に作ったので、実はもう諸々食べ始めている状態なのだが、感想まで書くとものすごい長文になるのでまた別の日記で。

実はこのほかに、ジップロックで塩漬けしている梅もある。梅干しと粕漬にする予定。